グレートバリアリーフ、危機遺産に入らず ユネスコ

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豪政府は対策計画が認められたとしてユネスコの決定を歓迎

豪政府は対策計画が認められたとしてユネスコの決定を歓迎

ユネスコは今年6月、サンゴの生態系に関する報告書を発表。「過去3年間の海水温の上昇で、世界遺産に指定された29カ所のサンゴ礁のうち21カ所が深刻な又はたび重なる熱ストレスを受け、グレートバリアリーフのような象徴的な場所で過去最悪の白化現象が発生した」と指摘していた。

シドニー工科大学のデービッド・ブース教授(海洋環境学)は、「グレートバリアリーフは気候変動や石炭開発、魚の乱獲、富栄養化による深刻な脅威にさらされている。ユネスコの危機認識不足に困惑している」と述べた。

メルボルンを拠点とする環境活動家のデービッド・スプラット氏は、サンゴ礁の死滅の広がりを踏まえれば今回の決定は「茶番」だと批判した。

豪州の科学者らは今年4月、CNNの取材に対し、16~17年に相次いだグレートバリアリーフでの白化現象は1500キロに及んでいると語っていた。

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