絆?共感? 犬はなぜ飼い主を守るのか――科学的な理由を探る

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赤ちゃんが親の目を見るとき、両者の体内ではホルモンが放出される。ヘア氏によれば、オキシトシンと呼ばれるこのホルモンにより我々は気分が良くなる。そこからオキシトシン・ループが生じ、赤ちゃんのことを守り、気に掛けようという思いが触発されるという。

人間と犬の間でも似たようなことが起きている。犬が飼い主の目を見るとき、飼い主のオキシトシン濃度は増大する。飼い主が犬の目を見ると、今度は犬のオキシトシン濃度が増えるという。

犬の脳が人間の声に反応するか確かめるため、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)を使った研究も行われてきた。犬の脳の活動を示す画像を調べたところ、人間のポジティブな声を耳にした場合、脳の特定の部位が活性化していた。

別の研究では、人間の表情に表れるさまざまな感情の違いを犬が区別できることも示された。

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