犬もストレスで若白髪?、感情の起伏の激しさに注意 米研究
アンケートの分析では、1人で留守番させるとクンクン鳴いたり吠えたりする行動や、大勢の人がいると身をすくめる行動は不安感の表れと判断し、人に出会うと飛び付く行動や、散歩の際にリードを過度に引っ張る行動は衝動の強さの表れと判断。この結果を写真と照合して、鼻の周りの白髪の多さとの関係を調べた。
グランディン氏は鼻の周りの白髪の多さを4段階に分け、全く白髪がない「0」から、全体が白髪になっている「3」に分類。不安感や衝動性が強いと判定された犬は、白髪の多いグループに分類される確率が40~65%高くなることが分かった。
犬のストレスと若白髪の関係について当初は懐疑的だったというノーザンイリノイ大学のトーマス・スミス教授は、「データを分析すると驚くような結果が出た」と話している。
グランディン氏によると、ストレスと若白髪との関係は人と犬以外の哺乳類では確認できていないといい、さらに研究を進める必要があるとしている。