3つの「太陽」を持つ系外惑星を発見

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

発見者のケビン・ワグナー氏によると、同惑星の公転周期は550年。このうち約半分の期間で空に3つの恒星が見えるという。同惑星がこうした極端な環境を持つ恒星系の軌道に乗った経緯については不明としている。

発見には欧州南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡に搭載された、分光偏光高コントラスト太陽系外惑星探査(SPHERE)の観測装置が使われた。この装置は赤外線への感度が高く、若い惑星が放つ熱を検知できる。

ESOによれば、HD131399Abは約1600万年前に形成されており、これまで発見された太陽系外惑星としては最も若い惑星の一つとなっている。地球が形成されたのは約45億年前。

表面温度は約580度で、質量は木星の4倍と推定される。直接撮影に成功した太陽系外惑星としては、最も温度が低く小さなクラスに分類されるという。

「サイエンス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]