目の検査でアルツハイマーを早期発見、米国で研究進む

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同病院の専門家は「もし50歳でベータアミロイドの蓄積を突き止めて、蓄積を食い止めることができれば、効果的な治療ができる確率は高まる」と話す。

一方、別の民間企業コグノプティックス社は目の水晶体に注目し、水晶体のアミロイドを調べる検査を開発した。

「(水晶体の方が)網膜よりも感度や精度はいい」と同社経営者は話す。現在、40人を対象に臨床試験を実施中で、もし効果が実証できれば、断層撮影検査の約10分の1のコストで検査ができるようになるという。

こうした検査でアルツハイマーを予知できるようになるかどうかはまだ未知数だ。

しかし米アルツハイマー協会の専門家は、「高齢になるほど眼科へ行く頻度は増える傾向がある。脳内での症状の進行を簡単な検査でチェックできれば大きな助けになる」と期待を寄せている。

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