500年ぶりに発掘された遺骨、英リチャード3世と確認

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リチャード3世のものと確認された頭がい骨=University of Leicester提供

リチャード3世のものと確認された頭がい骨=University of Leicester提供

イングランド・レスター(CNN) 英イングランド中部のレスターで見つかった男性の遺骨が、DNA鑑定の結果、15世紀のイングランド王リチャード3世のものと確認された。レスター大学などの専門家でつくる調査団が4日に発表した。

遺骨は昨年8月に考古学発掘調査で発見された。身体的特徴などから、1485年に戦死したリチャード3世の遺骨ではないかとの見方が強まり、子孫に当たる男性などのDNAを使って鑑定を実施。その結果、リチャード3世にほぼ間違いないと断定した。

発掘場所にはかつて修道院があったが、数百年の歴史を経て墓地の正確な場所は分からなくなっていた。リチャード3世の遺体は墓から掘り起こされて近くの川に捨てられたとの情報もあった。

発掘された遺骨は小さな墓に不自然な格好で押し込められ、両足はなくなっていたが、ほかの部分は良好な状態だった。付近では建設作業が行われ、建物の基礎部分がすぐ近くまで迫っていたことから、遺骨が残っていたのは奇跡的な幸運だったと専門家は話している。

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