未知より既知の「悪魔」の方が好適? オバマ氏再選 中国の反応

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中国政府寄りの新聞「環球時報」の編集者は中国のツイッター版「新浪微博」で「オバマ氏と米国に幸運を祈るが、中国の存在感の増大と米国の退潮は国際政治での大きなリスク要因となることを示唆する」と指摘。

中国のサイト「Netease.com」には、オバマ氏に向け「今後4年間は自国の問題に専念し、他国の政治問題への干渉を止めることを求める」との書き込みもあった。

意見対立が多い米中だが、両国関係の現状を考えれば相手国に対する無関心は効果を生むとは言えない。中国は米国の最大の貿易相手国の1つであり、対中輸出額は増えている。中国は米国債1兆ドル(約80兆円)以上を保有している。

米大統領選の最中、オバマ大統領は中国に対する貿易上の対抗措置を幾つか打ち出した。同国産タイヤや太陽パネルへの関税上乗せ、自動車産業への不公正な補助制度に反発した世界貿易機関(WTO)への提訴だ。ただ、これらの措置は政治的得点を狙ったというより、2期目の対中政策でより強硬になる前兆との受け止め方がある。

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