宇宙船ドラゴンがISSに到着、物資輸送に成功 民間では初

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スペースXの無人宇宙船「ドラゴン」=同社提供

スペースXの無人宇宙船「ドラゴン」=同社提供

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、宇宙ベンチャー企業スペースXの無人宇宙船「ドラゴン」が米国時間の10日午前、国際宇宙ステーション(ISS)に到着したと発表した。

ISSに到達したドラゴンは、宇宙飛行士の星出彰彦さんがロボットアームを使って回収し、ISSのドッキングモジュールに固定した。

ドラゴンは民間企業が担う初のミッションとして、7日に米フロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられた。ISSへの補給物資など約450キロを搭載している。

スペースXは今年5月に行った実験でドラゴンをISSにドッキングさせることに成功しているが、この時は物資を搭載しておらず、民間宇宙船がISSに補給物資を届けるのは今回が初めてとなる。

ISSでは11日から補給物資を積み下ろす作業に着手。空になったドラゴンに実験機材や修理が必要な機材などを積んで地球に送り返す。地球への帰還は10月28日を予定している。

ドラゴンの打ち上げでは、7日の打ち上げ直後にロケット「ファルコン9」のエンジン9基のうち1基に不具合が起きるトラブルにも見舞われた。ドラゴンは無事だったものの、一緒に搭載していた通信衛星は予定の軌道に乗せることができなかった。

このトラブルを受けてスペースXは、燃料と液体酸素の使用量を増やしてドラゴンを軌道に送り込んだことを明らかにした。現在、NASAとともに飛行データを解析して原因の究明に当たっているといい、「今回の教訓を今後の飛行に生かす」とコメントしている。

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