日本の回転ずし店、「すしテロ」被害が続発

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回転ずし店でレーン上をすしの皿が進む/Akio Kon/Bloomberg/Getty Images

回転ずし店でレーン上をすしの皿が進む/Akio Kon/Bloomberg/Getty Images

東京/香港(CNN) 回転ずしは長い間、日本の食文化を代表する存在だった。しかし、今では、共用のしょうゆ差しをなめたり、回転レーンの上を流れる皿にいたずらしたりする人々の動画が投稿されたことで、新型コロナウイルスが念頭にある世界で、業界の将来を疑問視する声も出始めている。

回転ずし店の「スシロー」で撮影された動画が先ごろ、インターネットで拡散した。動画では、男性客が指をなめて、レーンの上を流れるすしに触れていた。

こうした迷惑動画に対して批判の声が上がった。日本ではこうした行為がより多く見られるようになり、ネット上では「すしテロ」と呼ばれている。

スシローなど複数の回転ずしチェーンが「すしテロ」の問題と闘っている/Courtesy Food & Life Companies Co. Ltd.
スシローなど複数の回転ずしチェーンが「すしテロ」の問題と闘っている/Courtesy Food & Life Companies Co. Ltd.

「スシロー」の運営会社の親会社「フード&ライフカンパニーズ(F&LC)」は今回の事案を重く受け止めている。F&LCは声明で、警察に被害届を出したことを明らかにした。同社によれば、男性客から謝罪があった。従業員に対しては、不安を感じる客には消毒した食器や調味料を提供するよう指示したという。

「くら寿司」でも利用客が一度取った皿をレーンに戻す動画が拡散したことを受けて、警察に対応を相談した。この動画は4年前に撮影されたものとみられるが、最近になって再び注目を集めるようになったという。

このほか「はま寿司」でも客の迷惑行為を撮影した動画が投稿されたことを受けて、警察に相談している。

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