初の全電動旅客機「アリス」、離陸準備へ イスラエル企業が開発

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初の全電動旅客機「アリス」、試験飛行間近

ニューヨーク(CNN Business) イスラエルのエビエーション社が開発した世界初となる全電動旅客機「アリス」が離陸に向けた準備を進めている。

アリスは先ごろ、米ワシントン州シアトルの北部にある空港でエンジン試験を実施した。同社によれば、初飛行が数週間後に迫っている。

乗客9人のアリスは、電気自動車や携帯電話に使われるものと同様の科学技術を利用したバッテリーによって、30分の充電で1時間飛行できる。飛行距離は約814キロ。巡航速度は最高で約461キロ。ボーイング737の巡航速度は最高約946キロとなっている。

エビエーションは電動航空機による旅行に重点を置いており、向こう7年から10年で、20~40人乗りの電動航空機を導入したい考え。

アリスの試作機は2019年に公開された。昨年12月から低速での地上走行試験を実施しており、今後数週間で高速での地上走行試験を行う見通し。当初は昨年にも試験飛行を実施することを目指していたが、太平洋岸北西部での天候が悪く年末の試験飛行は行えなかった。

エビエーションは3種類の試作品を開発している。「通勤」タイプでは乗客は9人で操縦士は2人、約385キロの貨物を搭載できる。そのほか、乗客は6人でより空間の広いタイプや、貨物タイプもある。

エビエーションは、保守管理や運営費を最大70%削減できるとうたっている。

電動航空機の市場にはすでに多くの新興企業や航空機メーカーが参入している。米ボーイングは、全電動で自動航行を行う旅客機の開発を手掛けるウィスク・アエロに4億5000万ドルを投資している。欧州エアバスも10年から独自の取り組みを進めている。

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