米航空各社と旅行関連大手、アフガン難民にチケット2万枚提供へ 定住地への移動支援

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ウィスコンシン州にある米陸軍基地で一緒にサッカーをする米軍要員とアフガン難民/BARBARA DAVIDSON/AFP/POOL/Getty Images

ウィスコンシン州にある米陸軍基地で一緒にサッカーをする米軍要員とアフガン難民/BARBARA DAVIDSON/AFP/POOL/Getty Images

(CNN) 米国とカナダの航空大手7社が旅行関連会社などと協力し、アフガニスタンから脱出して米国内の基地で暮らす難民らに、最終定住地へのチケット2万枚あまりを提供すると表明した。

一般から寄付されるチケット2万枚と合わせ、計4万人分のフライトが用意される。国防総省の報道官によると、米本土では現在、8カ所の基地にアフガン人約5万3000人が一時的に収容されている。

難民らの旅費は米政府からの支援金に含まれているが、航空チケットに使わなかった分は新たな住まいでの生活立ち上げに回すことができる。

各社が提供するチケットの枚数は、ユナイテッドが7000、デルタが700近く、アメリカンが6000、ジェットブルーが2500近く、アラスカが1500。このほかに格安航空のフロンティア、カナダの航空大手エア・カナダ、航空機メーカーのボーイング、旅行サイトのトリップアドバイザーも参加する。

この取り組みを主導するのは、空路移動する難民らにマイレージやクレジットカードのポイント、現金を寄付するNPO「マイルズ4マイグランツ」と、歴代の米大統領らが立ち上げた難民支援団体「ウェルカムUS」。主催者らはアフガン難民への支援として、今後さらに3万枚のチケットを確保したいとの意向を示している。

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