パニック買いでガソリン価格急騰、売り切れ続出 米石油パイプライン攻撃受け

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ガソリンスタンドで給油する人々=10日、米ノースカロライナ州エリザベスタウン/Andrew Sherman/Bloomberg/Getty Images

ガソリンスタンドで給油する人々=10日、米ノースカロライナ州エリザベスタウン/Andrew Sherman/Bloomberg/Getty Images

フロリダ州に住むリンダリー・ベドヤさんは11日、「自分が出勤することも、娘を学校に送ることもできなくなるかもしれないと不安に襲われる」「地元のガソリンスタンドはどこもガソリンがない。やっと見つけた店では1時間並んで 無鉛プレミアムガソリンを入れなければならなかった」と証言した。

ガスバディによると、アラバマ州とテネシー州でもガソリンスタンドの1%未満で供給停止が起きている。

AAAによると、11日のガソリン販売価格は全米で2.985ドル(約325円)となり、ほぼ6年ぶりの高水準となった。

バージニア州のラルフ・ノーサム知事は11日午後、コロニアル・パイプライン操業停止への対応準備と調整のため、緊急事態を宣言した。

ジョージア州のブライアン・ケンプ知事は、価格高騰への対応を支援するため、州のガソリン税を停止する知事令に署名した。

ノースカロライナ州のロイ・クーパー知事も10日夕、緊急事態を宣言した。

米環境保護局(EPA)は11日、燃料不足の緩和を目的とした緊急燃料免除措置を発令。マイケル・リーガン長官は「極端かつ異常な燃料供給状況」を理由に、コロンビア特別区とメリーランド、ペンシルベニア、バージニアの各州の燃料小売りに対する特定の連邦規制を免除すると発表した。この措置は今月18日まで継続する。

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