豪ヴァージン、3000人削減の再建計画 LCCの運航停止

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豪ヴァージン・オーストラリアは3000人の人員削減などを含んだ再建計画を明らかにした/Albert Perez/Getty Images

豪ヴァージン・オーストラリアは3000人の人員削減などを含んだ再建計画を明らかにした/Albert Perez/Getty Images

香港(CNN Business) 経営破綻(はたん)した豪航空2番手のヴァージン・オーストラリアは5日、従業員の約3分の1に当たる3000人の人員を削減するなど、コスト削減による再建計画を発表した。

計画によると、人員削減に加えて保有機の一部を減らし、傘下の格安航空会社(LCC)タイガーエア・オーストラリアは運航を終了。運航停止が続く国際線より、国内線と短距離路線に集中する。

同社はこれによって、需要の回復とともに約6000人の雇用を維持し、将来的には約8000人まで拡大できる可能性もあるとの見通しを示した。

同社は新型ウイルス感染拡大の影響で深刻な打撃を受け、政府支援を求めたが得られないまま、経営破綻に追い込まれた。6月には米投資ファンドのベインキャピタルに買収されていた。

スカラ最高経営責任者(CEO)は声明で、国内の空港利用者は昨年の3%にも満たず、航空、観光業界は依然として厳しい状況にあると指摘。国内線や短距離路線でさえ、コロナ危機前のレベルまで回復するには少なくとも3年かかるとの見通しを示した。

ヴァージン・グループでは英航空大手ヴァージン・アトランティックが4日、米国で連邦破産法15条の適用を申請した。

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