バッテリーなしの電気スーパーカー、ランボルギーニとMITが開発へ

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ランボルギーニがMITと組んで、バッテリーをもたない電気スーパーカー「テルツォ・ミッレニオ」のコンセプト車を披露した

ランボルギーニがMITと組んで、バッテリーをもたない電気スーパーカー「テルツォ・ミッレニオ」のコンセプト車を披露した

ニューヨーク(CNNMoney) イタリアの高級車メーカー、ランボルギーニが米マサチューセッツ工科大学(MIT)と組んで、バッテリーをもたない電気スーパーカー「テルツォ・ミッレニオ」のコンセプト車を披露した。

同車はバッテリーの代わりにカーボンナノチューブ製の車体を「スーパーキャパシター」として利用し、バッテリーとは違う方法でエネルギーを蓄積・放出する。

ただしこれにはメリットと同時に重大なデメリットもある。克服には何年もかかる見通しだが、その価値はあるとランボルギーニの研究開発責任者は説明する。

重くかさばる高性能バッテリーはスーパーカーには適さない。だが小型バッテリーでは消耗が早すぎて高い性能を維持できない。

そこで柔軟性の高いカーボン製のスーパーキャパシターを使えば、形状を車体パネルに合わせられ、重量やデザインへの影響も抑えられるという。

スーパーキャパシターはバッテリーに比べて高速にエネルギー蓄積と放出ができる。バッテリーは急加速しようとすれば過熱して性能が落ちることもある。

一方で、スーパーキャパシターには大量のエネルギーを長時間保持できないという大きな難点がある。その問題の解決が、最大の課題の1つだと研究者は話している。

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