通貨危機のベネズエラが国境封鎖、新紙幣発行前に市民殺到

ベネズエラの人々は以前からコロンビアで日用品の購入などを行っていた

ベネズエラの人々は以前からコロンビアで日用品の購入などを行っていた

ニューヨーク(CNNMoney) 南米ベネズエラのマドゥロ大統領は12日、隣国コロンビアとの国境を72時間の間封鎖すると発表した。ベネズエラでは新紙幣の発行に伴い、現在の最高額の100ボリバル紙幣が週内に廃止される。その前にコロンビアでボリバルを米ドルに交換しようと市民らが殺到していた。

マドゥロ大統領は、マフィアがベネズエラの通貨をコロンビアに移動させていると述べ、国境封鎖は「我が国の通貨を攻撃する犯罪への対抗措置」と位置付けた。

ベネズエラ国民の一部は国境を越えてコロンビアへ行き、通貨ボリバルを米ドルに交換したり、ベネズエラで不足している食品や日用品などの購入に充てたりしていた。

現在の最高額紙幣の100ボリバルは、公定レートでは米ドル換算で15セント、非公式レートではわずか2セントにしかならない。そこでマドゥロ政権は、500~2万ボリバルの新紙幣を発行すると発表。11日には100ボリバル紙幣を72時間以内に全て撤廃して同じ額面の硬貨に入れ替えると発表した。新しい紙幣と硬貨は13日に登場する見通し。

手持ちの紙幣は銀行に預けるか、できるだけ早く交換しない限り、週内にただの紙切れとなる。

ベネズエラは超インフレに見舞われて食品は品薄状態が続き、日用品の価格も急騰して市民生活に大きな打撃を与えている。

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