資産2億円超の富豪が100万人を突破 中国

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中国トップクラスの富豪として知られる不動産開発会社、大連万達集団の王健林最高経営責任者(CEO)。同国では1000万元を超える資産を持つ「百万長者」の数が100万人を突破した

中国トップクラスの富豪として知られる不動産開発会社、大連万達集団の王健林最高経営責任者(CEO)。同国では1000万元を超える資産を持つ「百万長者」の数が100万人を突破した

(CNNMoney) 中国で資産1000万元(約2億円)を超える「百万長者」がこの5年間で倍増し、100万人を突破したことが、米コンサルティング大手ベイン・アンド・カンパニーの報告書で明らかになった。

このうち少なくとも10万人は広東省に集中しているという。

個人資産の総額は昨年100兆元を超え、今年は129兆元に達する見通しだ。

報告書によると、中国では先端産業の成長により、50歳未満の新たな富裕層が生まれつつある。

今年の第1四半期は1000万元以上の資産家が毎週1人のペースで新たに加わったとの報告もある。こうした富裕層が、中国の実体経済の成長をけん引しているとみられる。

ベイン・アンド・カンパニーは中国の資産家2800人あまりへのアンケート調査と、100人への聞き取り調査を実施した。それによると、ハイテク産業やバイオテクノロジー、代替エネルギーといった分野への投資を拡大しようと考えている人が約36%に上る一方、製造業への投資を増やすと答えた人は10%にとどまった。

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