子どもの養育費に月額1億円? 億万長者の離婚事情

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ニューヨーク(CNNMoney) 1カ月のプライベートジェット代30万ドル(約3570万円)、休暇のための宿泊費16万ドル(約1900万円)、食費および外食費1万4000ドル(約166万円)――。米ヘッジファンドを経営するケネス・グリフィン氏が、離婚手続きで妻アン・ディアス・グリフィン氏から請求された慰謝料月額100万ドル(約1億1200万円)の内訳が、裁判所に提出された書面で明らかになった。

グリフィン夫妻は2003年に結婚。10歳に満たない3人の子どもがいて、4人のシッターが面倒を見ている。月額100万ドルの慰謝料は、妻側が子どもたちの養育費として請求した。

内訳はプライベートジェット代や食費のほか、オフィス賃料と人件費6万ドル(約700万円)、文具代2000ドル(約24万円)など。

この請求額について夫側は「法外」と批判し、子どものためではなく妻がぜいたくするための要求だと反論。書面の中で「妻は現状維持の名目で夫からこの額を受け取ろうとして失敗したため、今度は同じ経費を『養育費』と主張してきた」と訴えている。

夫妻が住むイリノイ州の法律では、子どもの養育費は結婚が破綻しなかった場合の生活水準を基準として算出すると定めている。

妻側の広報担当者は「世界有数の富豪であるケン・グリフィン氏は、家族に対する金銭的責任を免れるためにうそをつき続け、自分の子どもたちの母親を臆面もなく攻撃し続けている」と非難した。

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