米国に女性CEOが少ない理由とは

米国では主要企業の幹部に占める女性の割合が、依然として低い水準にとどまっている

米国では主要企業の幹部に占める女性の割合が、依然として低い水準にとどまっている

(CNNMoney) 米国のビジネス界は、女性の最高経営責任者(CEO)がほとんどおらず、将来、女性リーダーを輩出するためのパイプラインも驚くほど細い。

CNNMoneyの分析では、S&P総合500種の構成企業において、上位5つの管理職のうち女性管理職の割合は全体のわずか14.2%で、女性CEOに至ってはわずか23人しかいない。

「これはかなり衝撃的な数字だ。この問題の注目度の高さを考えれば、一般の人は、企業はもっと(女性幹部を増やす)努力をしていると考えるだろう」と語るのは、コロンビア大学ビジネススクール(CBS)のリタ・マクグラス教授だ。

しかし、米国ではここ数年、ロッキード・マーティンのマリリン・ヒューソンCEOや、ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラCEOなど、大手企業で女性CEOの起用が相次いでいる。GMのバーラ氏は、米国の主要自動車メーカー初の女性CEOとなった。

進まぬ女性登用

しかし、CEOの背後に有能な女性が昇進していくための強力なパイプラインがなければ、女性社員が他の男性社員を押しのけて出世するのは難しい。

そこでCNNMoneyは、最高財務責任者(CFO)や最高執行責任者(COO)など、主要企業におけるCEOに次ぐ4つの幹部ポストを分析した。

「パイプラインに女性がいなければ、女性が最高のポストに就くことはない」(マクグラス教授)

4月に米通信企業フロンティア・コミュニケーションズのCEOを退任したマギー・ウィルダロッター氏はCNNMoneyのインタビューに答え、現在の女性CEOの数についてあまりに少なすぎるとの認識を示した。とりわけ今日の出世階段を昇っている女性らのモチベーションや資質の高さを考えたときにその思いが強くなるという。

「われわれ(女性)は、単に自分の仕事に長けているだけでなく、大胆さと強い精神力を持ち合わせていなければ、管理職にまで到達することはできなかった」(ウィルダロッター氏)

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