インド総選挙、野党人民党が優勢か 株価上昇

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インド総選挙の出口調査で野党インド人民党の優勢が伝えられている

インド総選挙の出口調査で野党インド人民党の優勢が伝えられている

香港(CNNMoney) 12日に投票が終了したインド総選挙の出口調査で、経済発展を掲げる野党・インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ氏が首相に就任するとの観測が強まり、同国の株式相場が上昇している。

正式な開票結果は16日に発表される予定だが、出口調査ではBJPが率いる野党連合が与党・国民会議派を抑え、過半数を占める勢いを示している。

国民会議派の政権下で停滞していた経済改革をBJPが断行するとの期待が高まり、同国ムンバイ市場の平均株価を示すセンセックス指数は12日朝のうちに一時1.5%余り上昇した。

センセックス指数は今年に入ってすでに13%近く上昇し、昨年まで下落が続いた通貨のインドルピーも回復基調にある。

インドはかつて中国と並んで経済成長が期待されたが、現在の経済規模は中国の5分の1にとどまり、最近の成長率は5%を切っている。税制改革や官僚体制の合理化、農業政策の効率化などの必要性が指摘されてきた。

モディ氏はグジャラート州首相として失業対策や外資の誘致を成功させた経営手腕を前面に打ち出し、幅広い支持を集めた。

ただし議会では国民会議派の抵抗が予想され、同氏の改革は思うように進まない恐れがある。州首相時代の2002年に2000人の死者を出した宗教抗争への対応を巡って責任を追及されていることも、懸念事項のひとつとされる。

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