米国で資産1億円の世帯数が過去最高を記録

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ニューヨーク(CNNMoney) 米国で、普段自宅として使用している住宅を除く純資産額が100万ドル(約1億円)の世帯数が2013年に963万世帯に達したことが、米コンサルティング・調査会社スペクトル・グループの最新の調査で明らかになった。2012年から60万世帯以上も増加し、過去最高となる。

純資産100万ドルの世帯数は、不況前の2007年に920万世帯を記録したが、世界的金融危機が発生し、株式市場が大暴落した2008年には670万世帯まで減少した。

スペクトル・グループのジョージ・ウォルパーJr.社長は、「ここ数年、同世帯数は増加し続けていたが、2013年はわれわれが経済危機を乗り越えた最初の年といえる」と語った。

同社長はこの結果について、昨年、株式市場が史上最高値を記録し、さらに不動産市場が持ち直したことにより、金持ちはさらに金持ちになったと分析する。

またウォルパー氏によると、純資産額が500万ドル(約5億円)の世帯と2500万ドル(約25億円)以上の超富裕層の数も同社が調査を開始して以来の最高を記録したという。

昨年、純資産額が500万ドル(約5億円)の世帯数は124万世帯で、2008年の84万世帯から大幅に増加。また2500万ドル(約25億円)以上の世帯数は13万2000世帯で、こちらも2008年の8万4000世帯から大幅増となった。

ウォルパー氏は「これらの超富裕層は、株式市場が低迷している時に株を買い増しし、不動産も底値で購入しているため、米国経済の回復の恩恵を最も大きく受けている」と語った。

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