生活苦にさらされる米大学の非常勤教員

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ボイトコさんの置かれていた厳しい状況は、米国の大学においてはけっして珍しい話ではない。

米国の大学では、安い給料で使われる非常勤教員が大きな戦力となっている。全教員のうち、非常勤が占める割合は49.3%。終身在職権を得られない教員も19%に達する。

非常勤教授は米国における「ワーキングプア」の一員だ。雇用形態は不安定で、生前のボイトコさんのように貧困ゆえに生活が医療費に圧迫される可能性もある。

ボイトコさんに大学で教鞭をとるに足る能力があるのに、なぜ大学は福利厚生面などで相応の処遇をしなかったのだろうか。

これまで米国の大学関係者は、大学を卒業することは中流階級への切符だと学生たちに説いてきた。そうであれば、さらに高学歴な教員たちがひどい待遇に甘んじている現状は、とうてい正当化できるものではない。

デュケーン大学は1億7100万ドル(約170億円)もの基金がある。またカトリックでは団体交渉の権利が支持されている。このような状況で大学側の対応は釈明が難しい。

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