エビの卸価格が最高値を更新

ニューヨーク(CNNMoney) エビの価格が急騰し、過去最高値を更新している。原因は、世界の3大エビ生産国、タイ、中国、ベトナムで広がる感染症だ。米アーナー・バリーによると、現在のエビの卸価格は、前年より56%高い1ポンド(約453グラム)当たり6ドル(約585円)になっているという。

オランダの農業金融機関ラボバンクは報告書の中で、世界はエビ養殖業の誕生以来最悪の「深刻なエビ不足」に直面している、と指摘している。

感染症の被害が最も大きいのが、世界最大のエビ生産国であるタイだ。タイは、米国と欧州連合で消費されている熱帯エビの約30%を供給しているが、今年の供給量は例年の半分に落ち込む見通しだ。

エビ価格高騰の原因は感染症だけではない。米商務省は13日、中国、エクアドル、インド、マレーシア、ベトナムの5カ国が、米国向けに輸出されているエビに不当な助成金を出しているとの裁定を下した。この裁定により、米国はこれらの国の一部から輸入するエビに関税を課す可能性があり、エビ価格のさらなる上昇につながる恐れもある。

しかし、甲殻類の王様、ロブスターの価格は急落している。アーナー・バリーによると、8月時点の標準的な4オンスのロブスターの価格は13.25ドルと、過去11年の最安値を記録した。これは海水温度の上昇と天敵の減少により、ロブスターの供給量が増えているためだ。しかし値段が下がったとはいえ、ロブスター1尾の価格はエビ2ポンド分の価格を上回っている。

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