キプロス、支援条件の預金課税めぐり混乱 銀行を一時閉鎖

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一方、キプロスの銀行への預金額が多いロシアは、預金課税の措置に反対している。プーチン大統領は18日、報道官を通して「そのような措置は不公平でプロ意識に欠け、危険でもある」と強く批判した。

投資家の間では、ユーロ圏内の他国にも同様の措置が適用されるのではないかとの懸念が広がり、欧州の株は18日、金融業界を筆頭に軒並み下落した。専門家からは、キプロスという小国の救済と引き換えに欧州の金融業界全体への信用を揺るがすことになると批判する声も上がっている。

キプロスはギリシャの財政危機の影響で銀行の経営が悪化したとして、昨年6月にEUに支援を求めた。前政権が支援条件を拒否したため、交渉は一時行き詰まったものの、先月の大統領選で発足したアナスタシアディス新政権の下で再開していた。EUによる国家財政の救済はギリシャ、アイルランド、ポルトガルに続く4カ国目となる。

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