世界汚職国家ランキング、北朝鮮とソマリアが今年も最悪

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アフガンの子どもたち

アフガンの子どもたち

香港(CNN) 中国は世界第2位の経済大国になったが、ビジネスを行う側にとっては汚職大国でもある――。汚職を監視するドイツの民間団体「トランスペアレンシー・インターナショナル」は、最新の世界汚職度ランキングを5日、発表した。

汚職度が低い順のランキングでみると、中国の汚職度は世界176カ国・地域の80位で、前年から5位ランクダウン。「経済大国たるもの、政府機関を完全に透明にし、トップに説明責任を持たせるといった手本を世界に示すべきだ」と同団体は指摘する。

汚職が最も少ないのはデンマーク、フィンランド、ニュージーランドにスウェーデン、シンガポールといった国々。米国は、17位の日本と英国に続く19位だった。

一方、最悪だと判定されたのはソマリアと北朝鮮、アフガニスタンの3国。スーダンとミャンマーがこれに続く。

汚職の問題を抱える新興工業国は中国だけではないようで、インドは94位、ロシアは133位だった。

欧州では厳しい財政緊縮政策が実行されたギリシャが去年の80位から94位へと転落した。

トランスペアレンシー・インターナショナルは、汚職の横行が最もひどい状況をゼロ、最も清潔な状況を10としてポイントを算出した。同団体のホームページによれば、公式統計の数字が実情を示しているとは限らないため、ポイントは「公共部門の汚職に対する評価を提供する立場にある人々の認識」に基づいて算出されたという。

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