アイスランドで噴火、温泉「ブルーラグーン」に退避命令

流れ出た溶岩によってオレンジ色に染まる空=16日、アイスランド・レイキャネス半島/Halldor Kolbeins/AFP/Getty Images

2024.03.17 Sun posted at 12:35 JST

(CNN) アイスランド国営放送によると、首都レイキャビク近郊のレイキャネス半島で16日に噴火が起き、同半島にある屋外温泉施設「ブルーラグーン」や近くの町グリンダビークに退避命令が出た。

気象当局によると、先月8日に起きた噴火と同様、溶岩の流れがグリンダビークの北側に迫っている。

国営放送は、長さ約3キロの割れ目から流れ出した溶岩が、町へつながる幹線道路にも向かっていると伝えた。

レイキャネス半島にある同国の玄関口、ケプラビーク国際空港をはじめ、地域の空港は通常通り稼働している。ただし、17日には同空港周辺の町で火山ガスが検知される見通しとされる。


火山活動によって吹き上がった噴煙=16日/Marco di Marco/AP

ヘリコプターで現地を視察した専門家によると、最近相次いでいる噴火活動の中でも今回は最大規模。

別の専門家は、昨年10月からマグマの流れが表面に達する動きが繰り返され、いずれも短期間ながら強力な噴火が観測されていると説明した。

ブルーラグーンはレイキャビクから車で1時間足らずの有名観光地。昨年11月には24時間に1400回の地震が観測されたとして1週間にわたり閉鎖され、今月初めも火山活動による退避命令が出ていた。

アイスランドで噴火

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