空軍機が学校に墜落、生徒ら20人死亡、171人負傷 バングラデシュ
空軍のジェット機が学校のキャンパスに墜落 バングラデシュ
(CNN) バングラデシュの首都ダッカで21日、空軍のジェット機が学校のキャンパスに墜落し、空軍によると少なくとも20人が死亡、171人が負傷した。
負傷者の大半は児童や生徒で、現地の病院に運ばれて手当てを受けている。
国営BSSニュースによると、現地時間の午後1時18分ごろ、空軍の訓練機「BAF F7」が機械系の故障のため、学校の2階建てのキャンパスに突っ込んだ。子どもたちは午後の授業中だった。
空軍は同機のパイロットについて「人口密集地を離れて人口の少ない地域へ向かおうと全力を尽くした」と説明している。AP通信によると、この事故でパイロットも死亡した。
墜落原因については当局が調べている。
墜落した機体からは煙が噴出し、消防が消火活動を行っていた。
子どもたちを迎えに学校に来ていたという目撃者は、「門のところで後ろから何かが来るのに気付いた」「振り返ると炎と煙しか見えなかった」とロイター通信に語った。
この学校には4歳から18歳の子どもが通っていた。
病院からの映像には、負傷者が次々に運び込まれる様子が映っている。4年生の女子児童が負傷したという証言や、最初に到着した人たちは重度のやけどを負っていたという証言もある。
幼い女児は病院のベッドで現地メディアの取材に対し、「外に出てみると、たくさんの生徒たちが焼け焦げていた」と語った。