インド軍攻撃、パキスタンの死者31人に
(CNN) パキスタン軍は7日、インドによるパキスタン領内およびパキスタンが実効支配するカシミール地方への攻撃で31人が死亡、57人が負傷したと発表した。
カシミール地方をめぐってはパキスタンとインド双方が領有権を主張している。パキスタン軍のチョードリー報道官によると、カシミール地方のインド側とパキスタン側を分ける実効支配線に向けてインド軍が攻撃したため死傷者が増えたという。
カシミール地方のインド側では4月22日に、武装勢力の発砲により26人が殺害された。犠牲者の大半はインド人観光客だった。このテロへの報復として、インドは7日、カシミール地方の「テロインフラ」を攻撃したと発表した。
パキスタンのシャリフ首相は、同国の空軍がインドの攻撃に応戦し、報復としてインド空軍の戦闘機5機を撃墜したと明らかにした。ここにはフランス製の戦闘機「ラファール」3機が含まれるという。インド側はこの主張を確認していない。
4月22日の事件をめぐってはパキスタン側はテロを強く非難し、事件の背後にパキスタンがいるというインド側の主張を退けていた。