メキシコ、過去最大規模の合成麻薬を押収 米次期政権が「関税」の警告

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メキシコ当局は過去最大規模の合成麻薬「フェンタニル」を押収した。画像は4日に当局がSNSに公開したもの/Omar H Garcia Harfuch/UGC/via Reuters

メキシコ当局は過去最大規模の合成麻薬「フェンタニル」を押収した。画像は4日に当局がSNSに公開したもの/Omar H Garcia Harfuch/UGC/via Reuters

(CNN) メキシコ当局は、麻薬カルテルが横行する北部シナロア州で、2度にわたる家宅捜索を実施し、1トンを超える薬物を押収した。

メキシコのシェインバウム大統領は5日、定例の記者会見で、合成麻薬「フェンタニル」の押収量としては過去最大規模だったとし、押収された量について2000万回分を超えると述べた。

今回の合成麻薬摘発の前には、米国のトランプ次期大統領が就任初日にメキシコ製品に対する関税の大幅な引き上げを約束。トランプ氏は関税引き上げの理由として、国境を越えて流入する不法移民や「犯罪と薬物」に対する報復だと主張している。

トランプ氏は11月のSNSへの投稿で、「この関税は、麻薬、特にフェンタニル、そして、全ての不法外国人が我が国への侵略をやめるまで有効だ」と述べた。

メキシコの治安部門のトップは、今回の「歴史的な」摘発は海軍が主導した2回の取り締まりによって実現したと述べた。2人が逮捕され、複数の銃器が押収されたという。

同トップは、シェインバウム氏の大統領就任から60日間に達成した実績をたたえた。メキシコ全土で5000人を超える犯罪者を逮捕したほか、約58トンの薬物と2400丁あまりの銃器を押収したという。

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