イスラエルがダマスカスの住宅に攻撃、7人死亡 シリアメディア報道
(CNN) シリアの首都ダマスカスにある住宅に8日、イスラエル軍による攻撃があり、少なくとも7人が死亡したほか、11人が負傷した。シリア国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。
SANAが軍の情報筋の話として伝えたところによれば、イスラエル軍のミサイルが現地時間午後8時15分ごろ、人口が多い地区の住宅に向けて発射された。
死者の中には女性や子どもも含まれる。救助隊ががれきの下敷きになった人々を救出しようとしているという。
現場からの画像や映像には激しく損傷した建物が捉えられている。SANAによれば、標的となった周囲の建物にも大きな被害が出ている。
CNNは攻撃を受けた建物の位置を割り出し、この建物がダマスカス西部にあり、近くには多くの外交関連施設があることがわかった。そうした施設の中にはイランの大使館も含まれる。イランも「テロ攻撃」だとしてイスラエルを非難した。死傷者の中にイラン人は含まれていないという。
イスラエル軍からコメントは得られなかった。
イラン政府系タスニム通信によれば、今年1月にも同じ地区でイスラエル軍による空爆があった。報道によれば、攻撃により、イランの軍事顧問5人やシリア軍兵士が死亡していた。