ウクライナ大統領、徴兵年齢引き下げ法案に署名

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ウクライナのゼレンスキー大統領=1月11日、ラトビアの首都リガ/Gints Ivuskans/AFP/Getty Images

ウクライナのゼレンスキー大統領=1月11日、ラトビアの首都リガ/Gints Ivuskans/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、徴兵の対象となる男性の最低年齢を27歳から25歳に引き下げる法案に署名した。

法案は昨年5月に議会で可決されたが、ゼレンスキー氏は今まで署名していなかった。

これによって徴兵対象者が何人増えるかは明らかでない。

議会は法案可決後、兵員が必要とされるなかで適格な相当数の市民を動員できない状況は望ましくないとの声明を出していた。

ウクライナでは戒厳令の下、対象の男性がまず軍に招集され、次の段階で戦闘に動員されてきた。新法では動員対象が27歳のまま据え置かれたが、議会ではさらにこれを25歳に引き下げる法案も検討されている。

戒厳令では、18~60歳の男性の出国も原則として禁止されている。

徴兵年齢の拡大をめぐっては、軍のトップだったザルジニー前司令官が今年初め、50万人の追加動員が必要だと主張し、増員に踏み出そうとしない政府に不満を示した。ゼレンスキー氏が2月にザルジニー氏を解任した背景には、徴兵年齢をめぐる意見の相違があったとされる。

ただしゼレンスキー氏は昨年12月の記者会見で、25歳からの動員が本当に必要ならば同意するとの意向を示していた。

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