治療不足のガザの患者9000人、海外へ緊急移送が必要 WHO

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ガザ地区最大規模のシファ病院の周辺で立ち上る煙=21日/Dawoud Abu Alkas/Reuters

ガザ地区最大規模のシファ病院の周辺で立ち上る煙=21日/Dawoud Abu Alkas/Reuters

(CNN) 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は30日、医療態勢がほぼ瓦解(がかい)しているパレスチナ自治区ガザ地区で、適切な治療を受けるため緊急の海外移送が必要な患者は約9000人に達していると報告した。

ガザを抜け出せないでいるこれら患者には、がん治療や腎臓透析、戦闘に巻き込まれて負ったけがの手当てが必要と指摘。SNS上で、3400人以上が既に海外へ退避したが、より多数の患者がイスラエルの移送許可を待っているとの現状に触れた。

重症患者の治療を可能にするためこの許可を迅速に与えるようイスラエルに求めているとし、「時間との競争になっている」とも警告した。

国連人道問題調整事務所(OCHA)は29日、部分的にしか機能していないガザの病院による医療サービスには限界があると訴えた。患者があふれている状況にあり、燃料、医薬品、医療物資や医療従事者の不足は深刻とした。

WHOによる今月12日時点でのデータに言及し、医療関連施設への攻撃はこれまで400件以上とも説明。救急車の約100台と約100カ所の施設が影響を受けたと主張した。

これに対しイスラエル側は、イスラム組織「ハマス」はガザの病院や医療関連施設で民間人を隠れ蓑(みの)にして潜んでいると反論している。ハマスはこれを否定している。

一方、ガザの保健省は30日、域内で過去24時間内に死亡した住民らは少なくとも82人とし、戦闘が勃発した昨年10月7日以降の総数は3万2705人に上ったと発表した。声明で、負傷者の合計は7万5190人とした。

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