イスラエル軍、ラマダンの夜の礼拝場所を空爆か 21人死亡

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
親戚の死を悼むパレスチナの家族/AFP/Getty Images

親戚の死を悼むパレスチナの家族/AFP/Getty Images

(CNN) 戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区中部のデイルアルバラにある病院当局者は28日までに、イスラム教の神聖な行事「ラマダン」(断食月)に伴う夜の礼拝のために教徒が集まっていた場所にイスラエル軍の空爆があり、少なくとも21人が死亡したと証言した。

「アルアクサ殉教者病院」の当局者は、犠牲者には女性6人と子ども10人が含まれるとした。目撃者も夜の礼拝を捧げていた際の惨事とCNNに証言した。

小児科医とする証言者は、子どもたちと共に夜の礼拝に臨んでいたが、イスラエル軍の空爆が突然始まったと主張。

安全だと言われたデイルアルバラに家族と共に来たが、「他のどこの場所に行けば良いのだ?」との疑問をぶつけた。「我々は全員が民間人であり、(イスラム組織の)ハマスやイスラム聖戦などとは関係がない。普通のパレスチナ人だ」とも訴えた。

イスラエル軍が空爆したのは吹き飛んだ住居用の建物とみられる。生存者の捜索に当たる多数のパレスチナ人が使った携帯電話の明かりが、暗い上空が広がるデイルアルバラで点滅したという。

イスラエル軍はこのデイルアルバラでの攻撃に関するCNNの取材に、ハマスの軍事や事務部門の能力を抹殺するための作戦だったと応じた。

ガザでのラマダンは今月11日から始まり、1カ月程度続く見通し。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「イスラエル」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]