支援待ちの群衆への発砲、死者112人に ガザ保健省

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イスラエル軍による攻撃で死亡した遺体を悼む人々=29日、パレスチナ自治区ガザ地区北部ベイトラヒアのカマル・アドワン病院/AFP/Getty Images

イスラエル軍による攻撃で死亡した遺体を悼む人々=29日、パレスチナ自治区ガザ地区北部ベイトラヒアのカマル・アドワン病院/AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の保健省は2月29日、ガザ北部で食料や支援物資を待っていた住民にイスラエル軍が発砲し、少なくとも112人が死亡したと明らかにした。当初の発表から死者数を上方修正した。

760人が負傷したとも明らかにした。

パレスチナのマンスール国連大使は29日遅く、記者団に対し、死者は122人に上るとの見解を示した。

CNNはこうした数字を独自に確認できていない。

マンスール氏は支援現場での「非道な虐殺」を非難。ガザ地区での即時停戦を改めて呼び掛けた。

イスラエル軍と目撃者の証言は相反する内容になっている。

イスラエル国防軍の報道官は、支援車列の周辺に集まっていた群衆を解散させるため、イスラエルの戦車が警告射撃を行ったと説明。その前に群衆の中の人が踏みつけられる様子を目撃していたと述べた。

一方、現場に居合わせた地元ジャーナリストや目撃者は、混乱が起きたのはイスラエル軍が発砲した後で、負傷者の半数以上は逃げようとして支援トラックにひかれたと証言している。

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