イスラエルの抗議グループ、人質解放求めガザへの支援物資搬入を妨害

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イスラエル南部ニツァーナ検問所に集結した抗議デモ参加者ら/Menahem Kahana/AFP/Getty Images

イスラエル南部ニツァーナ検問所に集結した抗議デモ参加者ら/Menahem Kahana/AFP/Getty Images

(CNN) イスラム組織ハマスに連れ去られた人質の解放を求めるイスラエルの抗議グループが30日、エジプトとの国境のイスラエル側にあるニツァーナ検問所でパレスチナ自治区ガザ地区に支援物資を運ぶトラックの進入を妨害した。同グループは先週もトラックの通行を妨害しており、支援物資の搬入は人質との引き換えでのみ行うよう主張している。

「Tsav 9」運動の活動家らは警察の通行規制ブロックを回避して ニツァーナ検問所に集結した。トラックは同検問所で検査を受けた後、ガザ地区への支援物資搬入の入り口となっているエジプトのラファ検問所へと向かう。

Tsav 9は人質や戦死した兵士、復員させられた兵士の家族、そして避難したイスラエル市民らで構成されている。

Tsav 9は30日朝、車両はニツァーナ検問所を通行できず、「ハマスへの支援物資トラックは1台たりともここを通過できない」と述べた。

兄弟1人をガザで亡くしたある女性は「人質の最後の1人が解放されるまで、トラックがガザに入ることはない」と語った。

イスラエル警察や、ガザへの支援物資の輸送を管理する当局はこれまでのところコメントを出していない。

活動家らは先週、ケレム・シャローム検問所を通ってガザに支援物資を運ぶトラックの通行を妨害。その後、イスラエル軍は同検問所の軍事封鎖を宣言した。

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