人質釈放と戦闘休止の枠組みで大筋合意、ハマスに提示

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ガザでの人質釈放と戦闘休止の枠組みの協議に参加したカタールのムハンマド首相/Manuel Balce Ceneta/AP

ガザでの人質釈放と戦闘休止の枠組みの協議に参加したカタールのムハンマド首相/Manuel Balce Ceneta/AP

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘休止と人質の解放に関する交渉がフランス・パリで先の週末に行われ、大まかな枠組みについて交渉当事者が合意した。交渉内容に詳しい当局者が明らかにした。

基本的な枠組みについては前進が見込めるが、細部を詰める上では大きな困難を伴うだろうと当局者は予想している。

交渉は大筋ではまとまったものの、イスラエル首相府は29日、「受け入れがたい条件」に関して懸念があることを示唆した。イスラエルが新たな人質交渉に合意したとする報道は否定した。

当局者によると、エジプトの情報機関は29日、この枠組みをパレスチナ自治区ガザ地区のハマスに提示した。

枠組みでは第1段階として、6週間の戦闘休止期間中に、ガザ地区で拘束されている民間人の釈放を求め、人質1人の返還につきイスラエルが拘禁しているパレスチナ人の囚人3人を釈放するとしている。6週間以降の次の段階では、イスラエル国防軍兵士1人あたりの解放と引き換えに釈放するパレスチナ人の人数を増やす見通し。

枠組みはイスラエル、ハマス、カタール、エジプトからの提案を組み合わせた内容で、米国の意見も加わった。提案の内容は、戦闘休止期間や囚人と人質の交換比率をめぐって食い違っていた。

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