77人死亡の南アのビル火災、容疑者逮捕 29歳の男

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煙が立ち上る火災現場=2023年8月31日、南アフリカ・ヨハネスブルク/odirileram/X/Reuters

煙が立ち上る火災現場=2023年8月31日、南アフリカ・ヨハネスブルク/odirileram/X/Reuters

(CNN) 南アフリカのヨハネスブルクで昨年発生したビル火災に関連して、29歳の男が逮捕された。南アの公共放送SABCが23日に伝えた。

火災は昨年8月に同市中心部にある5階建てのビルで発生し、子ども少なくとも12人を含む77人が死亡、50人あまりが負傷した。

火災が発生した集合住宅の周囲を封鎖する作業員たち=2023年9月6日/Michele Spatari/AFP/Getty Images
火災が発生した集合住宅の周囲を封鎖する作業員たち=2023年9月6日/Michele Spatari/AFP/Getty Images

ヨハネルブルクがあるハウテン州の警察によると、容疑者は火災の調査委員会で犯行を自供した。近日中に放火と殺人76件、殺人未遂120件の罪で出廷する見通し。

現場は地元で「ハイジャック・ビル」と呼ばれてきた建物のひとつ。空きビルを犯罪集団が占拠し、移民や生活困窮者に貸し出していた。ハイジャック・ビルは基本的な安全基準を満たしていないケースも多い。

南アでは過去にも不法居住の建物火災で大きな被害が出ていたが、ヨハネスブルクの火災はその中でも最悪の規模とされた。

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