サウジ外相、パレスチナ問題解決ならイスラエル承認も

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世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の様子=1月16日/ Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の様子=1月16日/ Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

(CNN) サウジアラビアのファイサル外相は16日、パレスチナをめぐる問題が解決されれば、サウジアラビアはイスラエルを国家として承認するとの意向を示した。

ファイサル氏は、スイスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の討論会で、パレスチナ問題解決の第一歩は、全ての当事者による停戦だと語った。

ファイサル氏は「我々は、地域の平和にはイスラエルのための平和が含まれることに同意する。しかし、それは、パレスチナ人のためのパレスチナ国家を通じた和平によってのみ実現できる」と述べた。

ファイサル氏は、そうした文脈の中でサウジアラビアがより広い合意の一環としてイスラエルを承認するかとの質問に対して、「その通りだ」と答えた。

アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーン、モロッコ、スーダンの4カ国は2020年、「アブラハム合意」として知られる条約に基づき、パレスチナ国家に対するアラブ諸国の長年の要求を回避しつつ、イスラエルを承認していた。

これ以降、バイデン米政権は、「アラブの盟主」と広くみなされているサウジアラビアに対してもアブラハム合意に応じるよう働きかけている。そうした動きが他のイスラム諸国によるイスラエル承認につながる可能性がある。

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