ブルガリアとルーマニアがシェンゲン圏に参加、EU諸国と空・海路で移動自由に

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ルーマニアの首都ブカレスト/Thomas Trutschel/Photothek/Getty Images

ルーマニアの首都ブカレスト/Thomas Trutschel/Photothek/Getty Images

(CNN) 欧州理事会は、欧州連合(EU)加盟国間の自由な移動を認めるシェンゲン圏へのブリガリアとルーマニアの参加を全会一致で決定した。議長国スペインが30日に明らかにした。

欧州委員会(EC)の声明によると、空路と海路の国境の制限は2024年3月に解除され、陸路の国境の制限解除に関しては新年に議論を継続するという。

現在、シェンゲン圏には26カ国(そのうち22カ国がEU加盟国)が参加しており、4億人以上が圏内を自由に往来できる。

欧州理事会のミシェル議長はX(旧ツイッター)を通じてルーマニア、ブルガリア両国に祝意を示し、「ルーマニアとブルガリアの市民が待ち望んでいた、より容易な移動の自由の実現に向けた第一歩であり、陸路での自由な往来も間もなく可能になるだろう」と述べた。

ルーマニアとブルガリアもこの決定を歓迎し、ルーマニアのオドベスク外相は「ルーマニアの市民にとって重要な決定であり、EUの加盟国や機関の支援に感謝する。ルーマニアは今後も強力かつ安全なシェンゲン圏の実現に取り組む」と述べた。

またブルガリアのガブリエル外相も「ブルガリアとルーマニアの参加により、シェンゲン圏はさらに強化される」とコメントした。

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