ガザ北部の病院、イスラエル軍が占拠か 「国境なき医師団」が報告

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(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区で活動する国際医療組織「国境なき医師団(MSF)」は19日、ガザ地区北部にあるアウダ病院が17日以降、イスラエル軍に占拠されていることを明らかにした。

MSFがX(旧ツイッター)上で報告したところによると、16歳以上の男性は強制的に外へ連れ出され、裸で縛られて尋問を受けた。この中にはMSFのスタッフ6人が含まれていた。尋問後に大半は院内へ送り帰され、動かないよう指示を受けた。

院内では今も、子ども14人を含む数十人の患者を収容中だが、全身麻酔薬や酸素など、必要な医療物資が極めて不足しているという。

MSFによると、同病院はこの10週間、イスラエル軍に包囲され、建物が攻撃の被害を受け、爆発で医療スタッフが死亡するという苦難に直面してきた。

CNNはこの件でイスラエル軍(IDF)にコメントを求めたが、返答は得られていない。

IDFは先日、アウダ病院周辺での作戦について尋ねたCNNの取材に対し、イスラム組織ハマスが病院や幼稚園、救急車などの民間インフラをテロに使っていると主張。医療チームや救急車については、国際法に基づく特別な地位を認識していると強調していた。

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