国連安保理、ガザ決議案の採決を20日に延期

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国連本部で協議を行う代表者=19日、米ニューヨーク市/Shannon Stapleton/Reuters

国連本部で協議を行う代表者=19日、米ニューヨーク市/Shannon Stapleton/Reuters

(CNN) 国連安全保障理事会で、パレスチナ自治区ガザ地区での敵対行為停止を求める決議案の採決が19日夜から20日に延期された。事情に詳しい関係者2人が語った。

採決は当初18日に予定され、19日夜までいったん延期されていた。さらに交渉の時間を確保するために再び延期された。

決議案は、ガザへ人道物資を届けるために敵対行為の停止を求める内容で、アラブ首長国連邦(UAE)が提出。非公開の会合で、最終的な文言をめぐる協議が続いている。

採決の延期は、まだ合意に至っていない状況を示唆している。決議案が採択されるには、採決で米国が反対せずに賛成票を投じるか、少なくとも棄権にとどまる必要がある。米国はこれまでの決議案に拒否権を行使し、国連総会でも停戦を求める決議に反対している。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は19日、「われわれにとって重要なのは、ここで何が問題になっていて、(イスラム組織)ハマスが10月7日に何をしたか、その脅威に対してイスラエルがどのように自衛権を持っているかを、世界に理解してもらうことだ」と強調した。

米国が最終的に決議案の採択を認めれば、それはイスラエルにとって、ガザの人道状況を懸念する国際社会からの重要なメッセージとなり得る。

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