イスラエル軍、シファ病院に連行された人質とする映像公表

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イスラエル国防軍が公表した、ハマスの戦闘員が10月7日に人質をシファ病院に連行する様子が映っているとする防犯カメラの静止画/Israel Defense Forces

イスラエル国防軍が公表した、ハマスの戦闘員が10月7日に人質をシファ病院に連行する様子が映っているとする防犯カメラの静止画/Israel Defense Forces

(CNN) イスラエル国防軍(IDF)は19日、イスラム組織ハマスの戦闘員が10月7日に人質2人をシファ病院に連行する様子が映っているとする防犯カメラの映像と静止画像を公表した。

IDFの報道官はこの映像と画像について、ハマス戦闘員がシファ病院を通じてネパール人とタイ人の人質を移動させる場面をとらえたものだと語った。

報道官によると、防犯カメラの映像のうち1本には、正面入り口から病院内に連行される人質が映っている。この人質は建物の間を強制的に歩かされていた。

もう1本の映像は、手に包帯を巻かれて明らかに出血しているもう1人の人質が、担架に乗せられて廊下から部屋に入れられる様子をとらえたものだとしている。

報道官は、IDFがこの映像をどうやって入手したのかは明らかにしなかった。ただ、イスラエルの情報機関が人質を探すために同病院内部で作戦にかかわっていると語った。

CNNはこの映像と静止画の内容について、独立した立場から検証することはできていない。

IDFの発表に対し、パレスチナ自治区ガザ地区の保健省はこの映像と画像の信憑(しんぴょう)性に疑問を投げかける一方で、もし本物だとすれば、同病院が治療を必要とする患者の手当てをしていることを物語ると訴えた。

これに対してIDFの報道官は、2人の人質のうち1人は負傷しておらず、治療は必要としていなかったと反論。人質はまず病院に連行され、その後近くのアパートなどの潜伏場所に移されたと主張している。

この映像の公表に先立ちハマスは18日、イスラエルの空爆で負傷した人質数人を、治療を受けさせるため同病院に連れて行ったと発表していた。

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