「これはハマスとの最終決戦」と言明、イスラエル首相

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視察先のイスラエル軍の基地で、兵士らと会合を開くネタニヤフ首相(右から2人目)/Haim Zach/Israeli Government Press Office/Reuters

視察先のイスラエル軍の基地で、兵士らと会合を開くネタニヤフ首相(右から2人目)/Haim Zach/Israeli Government Press Office/Reuters

(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は16日までに、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」との交戦に触れ、「イスラエルは最終決戦と位置づけている」との認識を示した。

ハマス掃討戦に従軍する大隊を訪れ、労った際に述べた。「作戦や何回戦目の戦闘のようなものではなく、最終決戦であることを知ってもらうことが必要だ」と説いた。

これは単なる口上ではなく、心底からの言葉だとし、「我々が彼らにとどめを刺さなければ、彼らはまた戻ってくるだろう」とも強調した。

同首相はCNNとの最近の会見で、今回の軍事衝突の始まりのきっかけとなったハマスによる先月7日のイスラエルへの大規模奇襲を阻止できなかった責任を問われ、「そのような難問への回答は戦争が終わり、時間の余裕が生じればなされるだろう」とかわしてもいた。

回答しなければならない種類の質問だが、国は今やハマスを打ち破る戦いのため団結する必要があると主張。ガザを押さえるこの武装勢力がイスラエルへの攻撃を始めたことにも注意を向けた。

首相は以前、ハマスとの戦闘の終結後、現在のパレスチナ自治政府がガザの統治を担うことに反対する見解も表明。ガザと同じパレスチナ自治区のヨルダン川西岸で一定の行政機能を持つ自治政府が、ガザを治める可能性を問うた質問に答えていた。

終戦後のガザの治安管理について「イスラエル軍の望みに応じていつでもガザ内へ入り込め、再び出現するであろうテロリストを殺害し得ることが可能な形になるだろう」と指摘。「消えるだろうものを明言するのならハマスだ」と続けた。

ネタニヤフ氏はまた、「子どもにイスラエルを憎み、イスラエル人を殺害し、国家としてのイスラエルの抹消(まっしょう)を教え込むような文民当局はガザになくなるだろう」ともつけ加えた。

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