ハマスの奇襲攻撃、ガザ地下の電話網で2年前から計画か

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パレスチナ自治区ガザ地区南部のハンユニスからイスラエルとの境界線沿いに向かうパレスチナ武装勢力=7日/Said Khatib/AFP/Getty Images

パレスチナ自治区ガザ地区南部のハンユニスからイスラエルとの境界線沿いに向かうパレスチナ武装勢力=7日/Said Khatib/AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが今月7日、イスラエルにかけた奇襲攻撃は、ガザの地下トンネルに設けられた電話網を使って2年前から計画されていたことが分かった。

米国が入手した情報として、事情に詳しい関係者2人が語った。

トンネル内で活動する少人数のグループが、この電話網を通してイスラエル情報当局に知られることなく連絡を取り合い、密かに計画を立てたとされる。

計画実行に向けて戦闘員数百人を動員するまでの2年間、イスラエルや米国に察知されないようコンピューターや携帯電話の使用は避けていた。話し合いは多くの場合、限られた区域の中で進められ、会合は対面方式で開かれていたという。

この情報から、イスラエルや米国が意表を突かれた背景がうかがえる。

CNNはこれまでに、両国の情報機関が事前に警告を発したにもかかわらず、奇襲攻撃は予測できなかったと報じてきた。

ハマスが過去15年間でガザに築いた地下トンネルは、イスラエル軍内部で「ガザのメトロ(地下鉄)」とも呼ばれている。ロケット弾、弾薬などの保管場所や秘密の通路として使われ、重要な司令室も設置されているという。

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