ハマス攻撃にイランの関与、「正式な証拠」なし 仏大統領

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独仏合同閣議後の記者会見で話すフランスのマクロン大統領(左)とドイツのショルツ首相(右)=10日、ドイツのハンブルク/Markus Schreiber/AP

独仏合同閣議後の記者会見で話すフランスのマクロン大統領(左)とドイツのショルツ首相(右)=10日、ドイツのハンブルク/Markus Schreiber/AP

(CNN) フランスのマクロン大統領は10日、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが行ったイスラエルに対する攻撃をイランが支援したという「正式な証拠」は持ち合わせていないと述べた。

マクロン氏は訪問先の独ハンブルクで、ショルツ独首相とともに開いた記者会見で語った。しかし、マクロン氏はハマスが支援を受け取った可能性が高いとの見方を示した。

ハマスがイスラエルに対して行った攻撃の規模と緻密(ちみつ)さから、ハマスがこれを単独で行うことができたのかどうかについて疑問が浮上している。

米国の安全保障当局者もマクロン氏と同様の見方を示している。米国のファイナー大統領副補佐官は、現時点では、ハマスによる攻撃とイランとを結びつける「直接的な情報」はないものの、米国はイランがイスラエルにおけるハマスの攻撃に「広い意味で加担」していることを確信していると述べた。

マクロン氏はまた、パレスチナの人々への支援について、フランス政府が「停止することには賛成しない」と述べた。マクロン氏は、フランスがすでに、占領地や近隣諸国にいるパレスチナ人への援助がテロ組織に渡らないようにするための措置を講じていると指摘した。

マクロン氏は、同地域でのテロ行為に対する国民の支持が高まる危険性があるとして、「テロとの戦いと最も基本的な人権を混同してはならない」と述べた。

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