スロバキア第1党党首、ロシアとウクライナの和平交渉開始へ「全力尽くす」

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親ロシア派の左派政党「スメル(道標)」を率いるフィツォ元首相=1日、ブラチスラバ/Petr David Josek/AP

親ロシア派の左派政党「スメル(道標)」を率いるフィツォ元首相=1日、ブラチスラバ/Petr David Josek/AP

(CNN) スロバキアで先に行われた総選挙で第1党となった親ロシア派の左派政党「スメル(道標)」を率いるフィツォ元首相は、ロシアとウクライナの和平交渉ができるだけ早期に開始されるよう全力を尽くすと述べた。

フィツォ氏は、スメル単独で政権を担うための得票は得られなかったものの、連立協議が始まれば、再び首相に就任するチャンスがある。

フィツォ氏は親ロシア派の姿勢で知られる。和平交渉を提案しても、ロシアに領土を割譲することになるような交渉には参加したくないウクライナが歓迎する可能性は小さい。

フィツォ氏はウクライナに対する姿勢を質問されると、「1文で述べる。スロバキアとスロバキアの人々は、ウクライナよりも大きな問題を抱えている」と語った。

フィツォ氏は「ウクライナは誰にとっても大きな悲劇だ。もし、スメルが政権樹立を求められれば、欧州連合(EU)内でも、可能な限り早期に和平交渉が開始されるよう全力を尽くす」と述べた。

フィツォ氏は「これ以上の殺害は誰の助けにもならない」として、10年以上にわたって殺し合いをさせて現在のような状況となるなら、10年かけて和平と妥協の交渉を行うほうがましだとの見方を示した。

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