マスク氏がドイツ移民救助船を批判、右翼政党への支持促す 政府は反論

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SNS「X」(旧ツイッター)のオーナー、イーロン・マスク氏/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

SNS「X」(旧ツイッター)のオーナー、イーロン・マスク氏/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

(CNN) SNS「X」(旧ツイッター)のオーナー、イーロン・マスク氏はX上で、ドイツのNGOが地中海で集めた不法移民をイタリアに送り込んでいると批判し、移民排斥を掲げる独右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への支持を促した。

マスク氏は9月29日にX上で「ラジオ・ジェノア」と称するアカウントの投稿を共有し、「ドイツ国民はこの件を知っているのか」と書き込んだ。投稿には「地中海では現在、ドイツのNGO船8隻が不法移民を集めてイタリアに降ろしている。これらのNGOはドイツ政府から補助金を受けている。AfDが選挙に勝ち、こういう欧州の自殺行為を止めることを願おう」と書かれていた。

これに対してドイツ外務省はXを通し、「そうだ。そしてこれは人命救助と呼ばれる」と反論した。

マスク氏はさらに30日、「率直に言って、ドイツ国民の大半がこれを支持しているとは思えない」と投稿した。

ドイツのNGOによる移民救助活動に対しては、イタリアのメローニ首相らが強く反発。地中海経由で流れ込む移民の増加に対処するには、他国と押し付け合うのではなく、不法移民が発生している根本原因に取り組む必要があると主張している。

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