解任の中国前外相、テレビ番組司会者と不倫と英紙報道 米国で代理出産か

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傅曉田氏は香港に拠点を置く放送局フェニックステレビの看板トーク番組の司会者だった/Imaginechina/AP

傅曉田氏は香港に拠点を置く放送局フェニックステレビの看板トーク番組の司会者だった/Imaginechina/AP

CNNは国務院新聞弁公室やフェニックステレビにコメントを求めている。秦氏や傅氏側には接触できていない。傅氏に近い情報筋2人によると、傅氏は5月以降、対話アプリ「微信(ウィーチャット)」への投稿をしていない。

米紙ウォーストリート・ジャーナル(WSJ)は先週、情報筋の話として、共産党の内部調査で秦氏が不倫関係にあると判明したと報道。駐米大使時代に米国で子どもが1人生まれたと伝えた。

WSJによれば、中国の当局者は先月、秦氏の調査について説明を受けた。解任の正式な理由は「生活スタイルの問題」とされたが、これは性的な不品行があった場合によく使われる言い回しだ。相手の女性や子どもの名前は示されなかったという。

中国政府のホームページによれば、秦氏は既婚者で息子が1人いる。

米ワシントンのシンクタンク「スティムソンセンター」のユン・サン中国プログラムディレクターは、中国政界で不倫の話は珍しくないが、トップ級の人材で不倫関係から子どもまで生まれる話はあまり聞かないと指摘。解任理由が不倫なら希有(けう)な事例で、「さらに臆測が広がり、人々の興味をそそる」状況になっていると語った。

FTが傅氏に近い人物の話として伝えたところによると、2人の出会いは2010年。傅氏が英ケンブリッジ大学の修士課程を卒業し、フェニックステレビのロンドン支局で働き始めたころだった。秦氏は当時、駐英公使だった。

傅氏を知る人物はCNNの取材に対し、2人はロンドンの同じ社交場に入っていたと語った。

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