習国家主席、インドで開催のG20サミット欠席へ 中国が示唆

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中国の習近平(シーチンピン)国家主席/Florence Lo/AFP/Getty Images

中国の習近平(シーチンピン)国家主席/Florence Lo/AFP/Getty Images

(CNN) 中国は4日、習近平(シーチンピン)国家主席が今週印ニューデリーで開催予定の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を欠席する意向であることを示唆した。代わりに李強(リーチアン)首相が出席する見通しだという。

習主席がG20サミットを欠席するのは初めて。議長国のインドは中国との間で国境問題を抱える中、米国との結びつきを強めている。

習氏の出欠を巡る疑問は先週初めて浮上。ロイター通信が欠席の公算が大きいと、匿名の印外交官2人の言葉を引用して報じていた。

中国外務省は4日の定例会見で、9日、10日に開催されるG20サミットには李首相が出席すると発表した。習氏への言及はなかった。

習氏は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)中だった2020年、21年のサミットにもオンラインで出席していた。

ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻をめぐり国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているためサミットには参加しない。代わりに外相が出席する予定。

中国政府の発表により、習氏と米国のバイデン大統領がサミットで会談する見込みはなくなった。米中両国は緊張が高まる関係の安定化を模索している。

中国政府が前もって習氏欠席の見通しを示唆したのを受け、バイデン氏は3日、公の場で失望を表明していた。

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