ロシア軍攻撃ヘリ、外国製のハイテク利用が判明 ウクライナ
(CNN) ウクライナのイエルマーク大統領府長官は19日までに、同国内で最近撃墜されたロシア軍の攻撃型ヘリコプター「Ka52」が外国製の半導体やプロセッサーを使って製造されていたことが判明したと述べた。
その上で、ロシア軍がウクライナに投入している兵器の部品調達を阻止するためより厳しい制裁策を科すよう西側諸国に要請。SNS上で「Ka52の撃墜は素晴らしいことだが、このヘリの製造能力をロシアから奪うことの方がより良い」と説いた。
ロシアの攻撃ヘリは西側あるいはアジア諸国で製造される「ハイテク部品」を取り込んでいると指摘。チップ、プロセッサー、フラッシュメモリー、通信変圧器や他の部品はKa52の運用や修理に必要なものだと続けた。
「ロシアへの制裁は強化される必要がある。ロシアの軍産複合体が技術入手を図る術(すべ)を断ち切るべきだ」とも強調した。
ウクライナ政府は、米国や北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)は厳格な制裁策を打ち出しているものの、ロシアは依然、兵器に欠かせない部品を獲得出来ていると再三主張してきた。