米海軍の哨戒機が台湾海峡を通過、中国軍が反発

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
演習のため離陸する中国軍機=4月/Wang Zixiao/Xinhua/AP

演習のため離陸する中国軍機=4月/Wang Zixiao/Xinhua/AP

(CNN) 日本・横須賀に司令部がある米海軍第7艦隊は16日までに、米海軍のP8A哨戒機が台湾海峡を通過したとの声明を発表した。

「自由で開かれたインド太平洋への米国の関与を証明する通過」とし、「米軍は国際法下で認められている全ての場所で飛行、航行や作戦遂行を行う」とも改めて強調した。今回の同海峡上の飛行は13日だった。

中国軍の英語版サイトは、米軍は状況をあおっていると批判。中国軍東部戦区の報道担当者は、中国軍はP8A哨戒機を追跡し、動向を監視したと述べた。

米国のオースティン国防長官は最近、CNNの取材に台湾問題に関する米中間の対立は「差し迫ってもいないし、不可避でない」との考えを表明。その上で「インド太平洋で信頼し得る抑止力の維持を確保し続けるのが国防長官としての職務である」と説き、「最も信頼し得る抑止力は戦闘対応部隊であり、我々が現在保有しているものだ」と続けた。

中国は近年、米中間の政治的対立などを背景に台湾周辺で軍事的な示威活動を拡大させている。今週も数十機規模の軍用機を差し向け、台湾海峡の中間線を越え、台湾の防空識別圏の主要な空域に立ち入るなどして威嚇していた。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]